夫の不倫を乗り越えたい。その葛藤と向き合う
こんにちは。
夫婦関係改善カウンセラーの いしかわななこです。
信頼していた夫の突然の裏切りを知り、心にぽっかりと、とてつもなく大きな穴が空いてしまった。自分の存在が全否定されたように感じる。無性に腹が立ち、悲しみや、怒り、ありとあらゆるネガティブな感情がこみ上げてくる。毎日涙が溢れて止まらない・・・・・
それなのに、どこかで「やり直したい」「夫を取り戻したい」と願ってしまう。
これは、あなたが特別なわけではありません。多くのサレ妻が、同じように複雑で、矛盾した感情を抱えています。
怒り、悲しみ、喪失感。その先に湧く「やり直したい」という気持ち
夫の不倫が発覚したとき、まず押し寄せてくるのは怒りや悲しみです
* 裏切られたことへの怒り
* 自分を大切にしてくれなかったことへの悲しみ
* 築き上げてきた家庭や未来が壊された喪失感、絶望感
この激しい感情の波のあとに、
「このまま終わらせたくない」という気持ちが芽生えることがあります。これは、決して不思議なことではありません。
葛藤の正体は？
なぜ、これほどまでに傷つけられたのに、やり直したいと思ってしまうのか。その気持ちの裏には、いくつかの心理が隠されているかもしれません。
1. サレラリ状態
サレラリとは、不倫された妻が、不倫を機に夫への執着や依存を強めてしまう状態のことです。
★夫の愛情を再確認したい
⇒不倫によって失われた自信を取り戻すために、夫の愛情を必死に求めようとします。
★夫のそばにいたい
⇒不倫という危機に直面し、「夫が離れていってしまうかもしれない」という不安から、逆に夫を手放せなくなることがあります。
2. 不倫相手への対抗心
不倫相手と自分を比べてしまい、「夫を奪われてたまるか」という気持ちが湧いてくることがあります。
これは、夫への愛情というよりも、不倫相手に負けたくないというプライドや、自分の縄張りを守ろうとする本能的な感情に近いかもしれません。
夫を取り戻すことが、不倫相手に勝つことだと感じてしまうのです。
3. 本当に夫を愛している
不倫の事実を知っても、それでも夫を愛しているから、「やり直したい」場合もあります。
この場合は、怒りや悲しみ、失望といった感情を抱えながらも、「夫と一緒にいたい」「家族としてやり直したい」という気持ちが、それらの負の感情を上回っている状態です。
ただし、本当に愛しているのかどうか、自分の心にじっくりと向き合う必要があります。
『やり直したとしても、元には戻れない』
友達に相談した時、『やり直したとしても、元には戻れないよ』と言われたことがあります。
その言葉を聞いたとき、私はどうすればいいのか分からなくなりました。この友達の言葉は、確かに現実的で真実だと思ったからです。
一度壊れてしまった信頼関係を、完全に元通りにすることはできません。しかし、これは絶望を意味するわけではありません。
元には戻れなくても、「新しい関係を築いていく」ことは可能です。それは、お互いが過去の過ちを乗り越え、不倫がなぜ起こったのかを見つめ直し、信頼を取り戻していく努力をすることはできます。
最後に
あなたは今、ジェットコースターに乗っているかのように、感情に振り回されているかもしれません。
しかし、
・どうしてやり直したいのか。
・その気持ちの奥にあるものは何なのか。
ゆっくりと、ひとつずつ自分の心と向き合ってみる時間が必要です。
これは、決して簡単なことではありません。
今すぐ、無理に答えを出そうとしなくても大丈夫です
今のあなたが抱えている感情は、すべてあなたの心の叫びです。まずはその声を、優しく受け止めてあげてください。
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あなたの心が、今日もちょっと軽くなりますように。
もし今、心がモヤモヤしていたら、
ひとりで抱え込まなくて大丈夫です
私も、かつて同じように悩んでいたひとりだからこそ、
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